【2026年最新】静岡のドローンスクールおすすめ5選|国家資格対応・料金比較・選び方を解説

静岡県では、農業・インフラ点検・災害対応・観光空撮など、地域の産業や地形を活かしたドローン活用が広がっています。

業務でドローンを活用する場合は、航空法をはじめとする関係法令や、飛行許可・承認などの手続きについて理解しておく必要があります。

そのため、体系的な知識や操縦技能を身につける目的で、国家資格に対応したドローンスクールを検討する方も少なくありません。

この記事では、静岡県内でおすすめのドローンスクール5校を厳選し、国家資格講習への対応や料金、特徴などを比較しました。

静岡県内で国家資格対応スクールを比較したい方は、費用や対応資格、通いやすさを確認する際の参考にしてください。

この記事の監修者
インストラクター
李 忠烈

【私たちについて】

2018年に創業、日本のドローン業界のパイオニアとして8年目を迎えました。

ドローンスクールはもちろん、ドローンに関する数多くの事業実績があり、それぞれの分野で経験を重ね、ドローン業界随一の専門性の高い知識・技能を磨いてきました。

ドローンのオールラウンドプレイヤーとして、新たなサービスの創出に取り組み、あらゆる課題の解決を実現します。

経歴

株式会社BFHD 代表取締役
総飛行時間1,000時間以上
点検・測量の実務経験も豊富
FPVドローンにも精通

【所有資格】

・一等無人航空機操縦士
・修了審査員
・赤外線建物診断技能士
・雨漏り診断士
・建築ドローン飛行管理責任者
・アマチュア無線4級

目次

静岡県のおすすめドローンスクール5選【国家資格対応】

国家資格に対応し、指導実績や設備、費用、対応資格、通いやすさ、講習内容をもとに5校を比較しました。

スクール名料金(税込)※二等初学者拠点対応資格
ドローンスクール静岡302,500円静岡市(座学:静岡駅徒歩7分 / 実技:東静岡駅徒歩9分)一等・二等
浜松ドローンスクール305,800円浜松市中央区(綜合自動車学校内)二等・民間資格・二等更新講習
※一等は準備中
UAVセンター
(無人航空機操縦技能養成センター)
231,000円静岡県御殿場市(全国出張対応)一等・二等
ドローンキャンパス 伊豆の空241,780円静岡県伊東市(合宿型・送迎あり)二等
ドローンスクールジャパン静岡市校313,500円静岡市清水区一等・二等・民間資格
※料金はスクールの設定により異なります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
※上記価格はすべて税込みです。
※掲載料金に含まれる講習内容、修了審査料、教材費、民間資格講習、限定変更講習などはスクールによって異なります。料金だけでなく、含まれる内容も確認したうえで比較してください。

ドローンスクールによって、取得できる資格や実技の練習環境、得意とする分野はそれぞれ異なります。

各スクールの得意分野やサポート内容を順番に見ていきましょう。

ドローンスクール静岡

\ 400名以上の受講生を指導してきた実績がある!

リンク先:https://droneschoolshizuoka.com/course/

ドローンスクール静岡は、静岡ガスグループの静岡ガスリビング株式会社が、株式会社Queen Bee and Droneを運営パートナーとして展開するスクールです。

国土交通省登録講習機関として、一等・二等の国家資格コースに対応しています。

基本情報
運営静岡ガスリビング株式会社
(運営パートナー:株式会社Queen Bee And Drone)
国土交通省登録講習機関登録講習機関コード:0215 (株式会社Queen Bee and Drone)
拠点【八幡本校(座学)】
〒422-8076 静岡県静岡市駿河区八幡1-5-38 (JR静岡駅徒歩7分)
【池田訓練場(実技)】
〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田28 (JR東静岡駅徒歩9分)
営業時間平日 8:45~17:30 (※電話等の受付時間。土日祝除く)
※実際の講習スケジュールは土日祝を含め要問い合わせ
対応資格一等無人航空機操縦士・二等無人航空機操縦士
育成実績受講生延べ400名/一等修了審査員の総飛行時間700時間超
お得な割引なし(※時期によりガス会員向け等の案内があるため要確認)
特典・総飛行時間700時間超の一等修了審査員による直接指導
・静岡ガスグループの安全・安心ブランドに基づくカリキュラム
・座学・実技ともにJR駅徒歩圏内(無料駐車場完備)の好立地
公式サイトhttps://droneschoolshizuoka.com/

最大の特徴は、一等無人航空機操縦士講習の修了審査を担当できる修了審査員から、直接指導を受けられることです。

最大の特徴は、一等無人航空機操縦士講習の修了審査を担当できる修了審査員から、直接指導を受けられることです。

これまでに延べ400名以上の受講生を指導してきた実績があり、実務経験を踏まえた指導を受けられる点も特徴です。

料金目安(税込)
コース料金期間
二等・初学者302,500円座学2日、実技2日+修了審査
二等・経験者99,000円座学・実技1日+修了審査
一等・初学者779,900円座学3日、実技9日+修了審査
一等・経験者302,500円座学2日、実技2日+修了審査
※最新の料金は公式サイトでご確認ください。
※上記価格すべて税込み

座学会場はJR静岡駅から徒歩7分、実技会場はJR東静岡駅から徒歩9分です。

また、インフラ関連企業グループならではの実務視点を学べる点も特徴です。

\ 400名以上の受講生を指導してきた実績がある!

リンク先:https://droneschoolshizuoka.com/course/

浜松ドローンスクール

\ 屋内専用飛行場「DRONE CUBE」を完備!

リンク先:https://www.hamamatsu-drone.jp/

浜松ドローンスクールは、静岡県下で初めて国土交通省登録講習機関に認定されたスクールです。

浜松市や磐田市など、静岡県西部エリアから通いやすい国家資格対応スクールです。

基本情報
運営株式会社綜合自動車学校
国土交通省登録講習機関登録講習機関コード:0020
拠点〒435-0016 静岡県浜松市中央区和田町700 (綜合自動車学校内)
営業時間要問い合わせ
※自動車学校の営業時間は9:00~20:00頃ですが、ドローンスクールの窓口・講習時間は異なるため要確認
対応資格・二等無人航空機操縦士(基本 / 限定変更:昼間・目視内)
・二等技能証明 更新講習コース
・JUIDA民間資格取得コース
※一等無人航空機操縦士は現在準備中
育成実績国土交通省登録講習機関 静岡県内第1号
お得な割引なし
特典・県下初、国家ライセンス修了審査が可能な屋内専用飛行場「DRONE CUBE」完備
・橋脚、タイル壁、電柱、瓦屋根などの模擬建築物・施設で実践的な点検練習が可能
・指定自動車教習所のノウハウを活かした「教えるプロ集団」による指導
・校内レストランで豊富なワンコインランチ(500円)が利用可能
・JR浜松駅からの無料送迎バスが利用可能
公式サイトhttps://www.hamamatsu-drone.jp/

浜松ドローンスクールは、国家ライセンスの修了審査にも対応した屋内専用飛行場「DRONE CUBE」を備えています。

広々とした屋内施設のため、天候に左右されることなく講習や訓練を進められるでしょう。

施設内には模擬建築物や設備も設置されており、建物点検や橋梁点検などを想定した実践的な飛行訓練が可能です。

料金目安(税込)
コース料金期間
二等・初学者(民間資格+国家ライセンス)305,800円4日間
二等・経験者(国家ライセンス取得コース)143,000円2日間
二等限定変更(経験者)(昼間限定解除・目視内限定解除)86,900円1日
一等・経験者現在準備中
※最新の料金は公式サイトでご確認ください。
※上記価格すべて税込み

浜松ドローンスクールでは、2026年1月31日から二等無人航空機操縦士の更新講習にも対応しています。

同校の卒業生だけでなく、他の登録講習機関で資格を取得した方も受講できるため、更新講習の受講先を探している方にとっても選択肢となるでしょう。
※他校卒業生の受入条件は、公開前に公式情報を再確認してください。

\ 屋内専用飛行場「DRONE CUBE」を完備!

リンク先:https://www.hamamatsu-drone.jp/

UAVセンター

\ 全国出張講習に対応!

リンク先:https://uavcenter.jp/

UAVセンターは、静岡県御殿場市を拠点とする日本DMC株式会社が運営するドローンスクールです。

11年間にわたり、行政機関や企業などを対象に操縦者育成を行ってきた実績があります。

国土交通省登録講習機関として、一等・二等の国家資格コースに対応しています。

基本情報
運営日本DMC株式会社
国土交通省登録講習機関登録講習機関コード:0133 (日本DMC株式会社)
拠点〒412-0045 静岡県御殿場市川島田928番地 葵ビル1階
※講習会場は「国立中央青少年交流の家」「高根西ふれあい広場」など複数あり
営業時間土日受講可能 /
要問い合わせ(※オンライン相談窓口あり、実際の講習は週末も開講)
対応資格・一等無人航空機操縦士講習・二等無人航空機操縦士講習
・DMCドローンテクニカルライセンス(民間資格)
・災害時ドローン活用訓練講座
育成実績11年間にわたり行政機関や企業向けに多くの操縦者を育成
(累計100以上の官公庁、地方自治体、インフラ企業等が受講)
お得な割引なし
特典・全国出張講習に対応(遠方・団体向け)
・最寄り駅からの無料送迎あり
・修了後も実務視点での機体選定・運用面までしっかりフォロー
・官公庁や消防・救急機関への指導実績に基づいた、現場で活きる防災と災害対応実務のカリキュラム
公式サイトhttps://uavcenter.jp/
※最新のキャンペーン情報は公式サイトでご確認ください。

全国出張講習に対応しており、行政機関・自治体・企業が組織として受講する場合、インストラクターが現地まで訪問して講習を実施します。

静岡県外の法人にも対応しているため、社員をスクールへ通わせるのが難しい企業にとって検討しやすいスクールです。

料金目安(税込)
コース料金期間
二等・初学者231,000円学科2日、実技2日予定
二等・経験者107,800円学科1日、実技1日予定
一等・初学者811,800円学科3日、実技9日予定
一等・経験者246,400円学科2日、実技2日予定
※最新の料金は公式サイトでご確認ください。
※上記価格すべて税込み

受講会場は御殿場市内の新東名高速道路「新御殿場IC」から車で約4分とアクセスが良く、都心や神奈川方面からも通いやすいです。

全国への出張講習にも対応しているため、法人研修や自治体職員向けの講習を検討している場合にも選択肢となります。

\ 全国出張講習に対応!

リンク先:https://uavcenter.jp/

ドローンキャンパス 伊豆の空

\ 最大30,000円OFFで受講可能!

リンク先:https://drone-campus.jp/izu/

ドローンキャンパス 伊豆の空は、JUIDAが主催するスクールアワードにおいて、3年連続で最高賞を受賞し、殿堂入りした実績を持つ合宿型スクールです。

全国のグループ校で、累計2,500名以上の卒業実績を公表しています。

基本情報
運営むげんのそら株式会社 (旧社名:北陸の空株式会社)
国土交通省登録講習機関登録講習機関コード:0106 (登録講習機関事務所コード:T0106003)
拠点〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1154-3 (伊豆高原エリア・校外学習施設を活用)
営業時間平日10:00〜17:00
※電話・窓口の受付時間。講習は土日を含む合宿日程に準じる
対応資格・二等無人航空機操縦士(基本コース)
・各種限定変更オプション(夜間飛行・目視外飛行)
育成実績・2017年創立、全国グループ累計 2,500名以上の卒業生を輩出
・JUIDA主催スクールアワードにて3年連続最高賞受賞・殿堂入り
・2026年2月時点で、修了審査合格率91%以上を公表
お得な割引・直前割(1ヶ月以内受講限定):5,000円OFF
・ペア割(2名申込):合計10,000円OFF(おひとり5,000円引)
・グループ割(3名以上):合計30,000円OFF〜(おひとり10,000円引)
特典・宿泊費、食費4食分、テキスト代、入学金が受講料に含まれる
・万が一の不合格時も安心の修了審査料「2回分」込み
・登録講習機関で受ける基本講習と修了審査を、最短1泊2日で完了可能
※修了後も、指定試験機関の学科試験、身体検査、技能証明書の交付申請が必要です。
・雨や強い海風の影響を受けない「全天候型屋内講習場(体育館)」での実技指導
・JR「伊豆高原駅」からの無料送迎付き
・人材開発支援助成金の申請サポートあり
※中小企業では、条件を満たす場合に対象経費の75%が助成されることがあります。
公式サイトhttps://drone-campus.jp/izu/

受講料には、宿泊費、食費、テキスト代、入学金、機体貸出料、機体保険料、スクール内で実施する修了審査料2回分が含まれています。

ただし、指定試験機関の学科試験、身体検査、技能証明書の交付申請などには別途費用がかかります。

また、最短1泊2日という短期間で資格取得を目指せるため、まとまった休みを取りにくい方にも向いています。

遠方から泊まりがけで集中して学びたい方や、長期間の通学が難しく、連続した2日間で講習を終えたい方に向いています。

料金目安(税込)
コース料金期間
二等・基本コース(初学者)241,780円(税抜 219,800円)1泊2日
目視内飛行の限定変更(目視外飛行に対応)33,000円(税抜 30,000円)基本コース修了後(実技1時間+審査40分)
昼間飛行の限定変更(夜間飛行に対応)33,000円(税抜 30,000円)基本コース修了後(実技1時間+審査40分)
※最新の料金は公式サイトでご確認ください。
※上記価格すべて税込み

静岡県東部や伊豆エリアを拠点にしており、自然豊かな環境の中で実技訓練を行える点もポイントです。

広大な屋外フィールドを活かした講習は、将来的に農業や空撮、測量などの分野を目指す方にとっても現場に近い感覚で行える実践的な経験になります。

\ 最大30,000円OFFで受講可能!

リンク先:https://drone-campus.jp/izu/

ドローンスクールジャパン静岡市校

\ 資格を取った後の面倒な手続きまでサポート!

リンク先:https://www.drone-shizuoka.com/

ドローンスクールジャパン静岡市校は、国土交通省登録講習機関として、一等・二等の国家資格講習に対応している静岡市内のスクールです。

民間資格の取得コースに加え、点検・測量などの実務向けコースも用意されています。

国家資格取得を目指しつつ、資格取得後に点検・測量・空撮などの実務活用まで学びたい方に向いています。

基本情報
運営株式会社カントビ
国土交通省登録講習機関国土交通省登録講習機関:登録講習機関コード 0412/事務所コード T0412001 ※株式会社カントビ・ドローンスクール静岡校
拠点〒424-0031 静岡県静岡市清水区横砂2081-12
営業時間要問い合わせ(無料説明会や体験会は定期開催あり)
対応資格一等・二等無人航空機操縦士、民間資格
育成実績民間資格のドローンスクールとして運営8年目(※長年の地域実績あり)
お得な割引なし
※無料説明会やスクール体験会を随時開催
特典・建設・インフラ業界のDXに直結する実践的な点検カリキュラム
・ホームインスペクション、ソーラーパネル点検、橋梁・トンネル点検など30種におよぶ現場特化型の専門コースを選択可能
・初心者でも安心して操作を学べる「体験ビギナーズコース」を用意
公式サイトhttps://www.drone-shizuoka.com/

無料説明会やスクール体験会を随時開催しているため、受講前に雰囲気や講習内容を確認しやすい点も特徴です。

初めてドローン資格を取得する方でも、手続きを進めやすいサポート体制が整っています。

料金目安(税込)
コース料金期間
二等無人航空機操縦士・初学者 基本313,500円4日間/20時間
二等無人航空機操縦士・経験者 基本102,300円1.5日間/6時間
一等無人航空機操縦士・初学者 基本815,100円12日間/68時間
一等無人航空機操縦士・経験者 基本305,800円4日間/19時間
※上記は基本コースの料金です。限定変更、追加講習、再審査料などは別途必要になる場合があります。最新料金は公式サイトでご確認ください。
※上記価格すべて税込み

料金表に掲載した一等・二等の基本コース以外に、民間資格や実務向けのコースも用意されています。

そのため、まずは現在の業務で必要な二等を取得し、将来的にレベル4飛行を見据えて一等へステップアップするといった計画的な受講が可能です。

同じスクールで段階的にスキルアップしていけるため、資格ごとに別の学校を探し直す手間もかかりません。

\ 資格を取った後の面倒な手続きまでサポート!

リンク先:https://www.drone-shizuoka.com/

静岡のドローンスクールを選ぶ前に確認したい「国家資格(技能証明)」の基本

国家資格制度や飛行ルールを先に理解しておくと、スクール選びで

思っていた内容と違った

という失敗を避けやすくなります。

なお、国土交通省は2026年7月7日に「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第5版)」を公開し、同年7月14日から学科試験の内容も第5版に準拠しています。

教則は法律そのものではありませんが、無人航空機を安全に飛行させるために必要な知識や、学科試験で求められる知識要件をまとめた資料です。

第5版には、工業専用地域におけるDID規制、一定の農薬散布、技能証明の更新、小型無人機等飛行禁止法などの制度変更が反映されています。

国家資格と民間資格の違い

ドローンの資格には、「国家資格」と「民間資格」の2種類があります。

比較項目国家資格(技能証明)民間資格
発行・認定国土交通大臣が交付各民間団体が認定・発行
法律上の位置付け航空法に基づく技能証明航空法上の技能証明ではない
主な役割一定の条件下でカテゴリーⅡ飛行の許可・承認を不要にできるほか、カテゴリーⅢ飛行の要件の一つとなる操縦技能や安全知識を学んだことを示す民間団体の証明
飛行許可・承認申請技能証明、機体認証、安全確保措置などの条件を満たす場合に、一部の飛行で個別申請が不要民間資格による飛行許可・承認申請時の資料省略措置は終了
費用目安二等初学者20〜40万円、一等初学者60万~100万円程度コースによって異なる

国家資格(無人航空機操縦者技能証明) は、国土交通省が管轄する公的な資格で、2022年12月5日から制度が始まりました。

資格の種類は、一等無人航空機操縦士と二等無人航空機操縦士の2つです。

国家資格は、指定試験機関が実施する学科試験、実地試験および身体検査に合格し、国土交通省へ交付申請を行うことで取得できます。

なお、登録講習機関で所定の講習を修了し、修了審査に合格した場合は、修了した区分に対応する指定試験機関の実地試験が免除されます。

民間資格を保有していることを理由に、飛行許可・承認申請の資料を省略できる従来の運用は終了しています。

一方、国家資格は、機体認証や必要な安全確保措置などの条件と組み合わせることで、一部のカテゴリーⅡ飛行における個別の許可・承認を不要にできる場合があります。

業務で特定飛行を継続的に行う予定がある方は、国家資格の取得も検討するとよいでしょう。

カテゴリーⅠ・Ⅱ・Ⅲの飛行区分

航空法では、飛行リスクに応じて以下のように3つのカテゴリーを定めています。

カテゴリー概要主な手続き
カテゴリーⅠ特定飛行に該当しない飛行航空法上の飛行許可・承認は不要
カテゴリーⅡ立入管理措置を講じたうえで行う特定飛行飛行内容に応じて許可・承認が必要。ただし、技能証明、機体認証などの条件を満たせば、一部の飛行で不要となる場合がある
カテゴリーⅢ立入管理措置を講じずに行う特定飛行で、第三者上空を飛行するもの一等技能証明、第一種機体認証、飛行の許可・承認、適切な運航管理体制などが必要

次のような業務でも、DID上空、夜間、目視外、人または物件から30m未満での飛行などを行う場合は、カテゴリーⅡ飛行に該当することがあります。

カテゴリーⅡ飛行に該当する主なケース
  • DID(人口集中地区)上空での空撮
  • 建物・インフラ点検で、人または物件から30m未満に接近する飛行
  • 目視外で行う測量
  • 農薬散布など、飛行方法によって許可・承認が必要になる業務

静岡市や浜松市の市街地には、DID(人口集中地区)に該当する場所があり、DID上空で飛行する場合は、原則として航空法に基づく飛行許可が必要です。

ただし、都市計画法上の工業専用地域内の区域はDID規制の対象から除外されるため、DID上空飛行を理由とした許可手続きは不要です。

工業専用地域であっても、夜間・目視外飛行、空港等周辺、小型無人機等飛行禁止法など、ほかの規制が適用される場合があります。

航空法上の飛行許可・承認が不要となる主な条件

国家資格を持っていなくても、ドローンを飛行させることは可能です。

特定飛行に該当しないカテゴリーⅠ飛行であれば、航空法上の飛行許可・承認は原則として不要です。

ただし、土地所有者や施設管理者の承諾、自治体条例、小型無人機等飛行禁止法など、航空法以外のルールにも注意する必要があります。

  • DID(人口集中地区)外、または工業専用地域内のうちDID規制の対象外となる区域での飛行
  • 日中(日の出から日没まで)の飛行
  • 目視内での飛行
  • 人または物件との距離を30m以上確保した飛行
  • 空港等周辺に該当しない場所での飛行
  • 地表または水面から150m未満の高さでの飛行
  • 催し場所上空に該当しない飛行
  • 危険物輸送を行わない飛行
  • 物件投下を行わない飛行
  • 緊急用務空域に該当しない場所での飛行

重要!

DID上空での飛行、夜間飛行、目視外飛行、人または物件から30m未満での飛行などは「特定飛行」に該当し、原則として国土交通大臣の許可・承認が必要です。

二等以上の技能証明と機体認証を取得し、立入管理措置や飛行マニュアルの作成など必要な条件を満たす場合、DID上空・夜間・目視外・人または物件から30m未満での飛行など、一部のカテゴリーⅡ飛行では個別の許可・承認申請を不要にできる場合があります。

※空港等周辺、地表または水面から150m以上の上空、催し場所上空、最大離陸重量25kg以上の無人航空機によるカテゴリーⅡ飛行などは、技能証明と機体認証を保有していても個別の許可・承認が必要です。

危険物輸送と物件投下も原則として承認が必要ですが、航空法施行規則で定める要件を満たして農薬等の空中散布を行う場合は、危険物輸送や物件投下などに関する承認手続きが不要となる場合があります。

航空法上の無人航空機に関する飛行許可・承認制度は、原則として機体本体とバッテリーの重量が100g以上の機体を対象としています。

ただし、100g未満の機体でも、空港等周辺の飛行規制、小型無人機等飛行禁止法、自治体条例、施設管理者のルールなどが適用される場合があります

また、小型無人機等飛行禁止法の対象となる浜岡原子力発電所や自衛隊施設などでは、対象施設の敷地・区域と、その周囲おおむね1,000mの範囲内で指定された対象施設周辺地域において、小型無人機等の飛行が原則禁止されています。

この規制は機体重量にかかわらず適用され、100g未満の機体も対象です。

飛行前には、警察庁や国土地理院が公開している最新のレッドゾーン・イエローゾーンを確認してください。

静岡のドローンスクールでかかる費用相場

ドローンスクールの費用は、取得する資格や受講者の経験の有無によって大きく異なります。

また、受講料以外に試験費用や申請費用が必要になることもあるため、事前確認が重要です。

ここでは、静岡県で国家資格の取得を目指す場合の費用相場と、申し込み前に確認しておきたいポイントを紹介します。

講習費・試験費・申請費の3区分で整理

ドローン国家資格の取得にかかる費用は、受講料だけではありません。

実際には、講習費や試験費、申請費なども必要です。

総額を正しく把握するためにも、それぞれの費用の内容を確認しておきましょう。

登録講習機関に支払う講習費

資格初学者(未経験)経験者(民間資格など)
二等(基本)20〜40万円10万円前後
一等(基本)60~100万円30万円前後
※上記は市場相場の目安です。各スクールの設定によって異なります。
※最新情報は各登録講習機関の公式サイトでご確認ください。

上記表の金額を見てわかる通り、ドローンスクールでは

  • 初学者(未経験)
  • 経験者(民間資格をすでに持っているなど)

によって、費用が2倍近く変わることも珍しくありません。

また、夜間飛行や目視外飛行といった限定変更を追加する場合は、内容に応じて1項目あたり2~10万円前後の費用が加算されます。

指定試験機関に支払う試験・身体検査費

登録講習機関で該当区分の講習を修了し、修了審査に合格すると、その区分に対応する指定試験機関の実地試験が免除されます。

ただし、学科試験、身体検査、技能証明書の交付申請には別途費用が必要です。

一等を新規申請する場合は、登録免許税もかかります。

費用項目二等一等
学科試験8,800円9,900円
身体検査・書類受検5,200円5,200円
身体検査・会場受検19,900円19,900円
指定試験機関の実地試験登録講習機関の対応区分を修了した場合は免除登録講習機関の対応区分を修了した場合は免除
技能証明書の新規交付申請3,000円3,000円
登録免許税不要3,000円
更新申請2,850円2,850円
※学科試験、身体検査、申請手数料は改定される場合があります。公開前に指定試験機関および国土交通省の最新情報をご確認ください。

国に支払う技能証明書の交付・更新手数料

手続き内容費用目安
新規交付申請(一等・二等共通)3,000円
一等の登録免許税3,000円
更新申請(一等・二等共通)2,850円
※手数料は改定される場合があります。
※最新情報は国土交通省の公式サイトでご確認ください。

一等無人航空機操縦士を新規申請する場合は、申請手数料3,000円に加えて登録免許税3,000円が必要です。

二等の場合、登録免許税は不要です。

技能証明の有効期間は3年間です。更新する場合は、登録更新講習機関が実施する更新講習を、更新申請日の3か月以内に修了する必要があります。

更新申請は、有効期間満了日の6か月前から1か月前までに行います。

更新時には、一等・二等ともに更新申請手数料2,850円が必要となり、別途、登録更新講習機関の更新講習費がかかります。

有効期間満了の直前には申請できないため、技能証明書の有効期限を確認し、余裕を持って更新講習と申請を進めましょう。

また、これらの申請や更新にかかる費用は、国土交通省のオンライン申請システム(DIPS)を利用した際の手数料です。

技能証明の新規申請や更新申請、手数料の納付は、原則としてDIPS2.0を利用して行います。

初学者と経験者で費用はどう変わるか

初学者向け基本講習の最低時間は、二等が学科10時間・実地10時間、一等が学科18時間・実地50時間です。

経験者として認められた場合は、初学者より講習時間が短くなるため、受講費用も抑えられる傾向があります。

総額の目安(スクール+試験+申請の合計)
  • 二等・初学者:20〜40万円程度
  • 一等・初学者:60万〜100万円以上

ドローン国家資格の取得費用は、二等・一等や経験の有無によって大きく異なり、初学者コースでは20万〜100万円前後が目安です。

提示価格に何が含まれているか、追加費用はあるかを申し込み前に確認してください。

静岡県内でドローン練習場所を探すときの注意点

静岡県には、富士山麓や伊豆半島、河川敷エリアなどドローンの屋外練習に適した場所が多く、DID外の飛行可能エリアを探しやすい地域でもあります。

ただし、飛行前には航空法や自治体ルール、施設管理者への確認が必要です。

静岡市周辺

安倍川・藁科川河川敷(静岡市)

安倍川・藁科川などの周辺には、DIDに該当しない場所もあります。

ただし、DID外であることだけを理由に自由に飛行できるわけではありません。

河川管理者や土地・施設管理者の利用ルール、第三者との距離、航空法上の飛行条件などを確認し、必要に応じて管理者の同意を得てください。

あさぎりフードパーク内ドローン飛行場

静岡県内で初めて日本ドローン協会の公認を受けた飛行場で、駐車場やバッテリー充電設備も利用できます。

利用には機体登録番号の取得や賠償責任保険への加入が必要ですが、事前予約にも対応しています。

静岡市中心部からは距離があるため、利用前に公式サイトや地図サービスでアクセス時間を確認してください。

浜松市周辺

天竜川沿いの河川敷(浜松市)

浜松市内からアクセスしやすい広大な練習エリアです。

ただし、DID判定や河川管理者への確認が必要なので、飛行前に最新の規制情報を確認してください。

ドローンエアベース浜松(浜松市内)

ドローン練習場として利用できる施設です。

浜松市周辺のドローン愛好家や事業者が集まるコミュニティ拠点としての機能もあります。

航空自衛隊浜松基地は、小型無人機等飛行禁止法の対象防衛関係施設です。

基地の敷地・区域と、その周囲おおむね1,000mの範囲内で指定された対象施設周辺地域では、小型無人機等の飛行が原則禁止されています。

規制区域は単純な半径だけでは判断できないため、飛行前に防衛省、警察庁、静岡県警察、国土地理院などが公開する最新の区域図を確認してください。

沼津市周辺

狩野川沿いの河川敷(沼津市・伊豆市)

沼津市から内陸へ向かうエリアにDID外の河川敷が広がっています。

農業や空撮目的の練習に適していますが、利用前に河川管理者への確認が必要です。

富士山麓・朝霧高原エリア(富士宮市・御殿場市)

富士山麓・朝霧高原周辺には比較的開けた場所もありますが、自由にドローンを飛ばせるとは限りません。

DID、自然公園法、土地管理者のルール、第三者の往来などを確認し、飛行可能な場所か個別に判断してください。

ただし、富士山国立公園の特別保護地区等では別途規制があるため事前確認が必要です。

共通の注意事項

飛行前には、次の項目を確認してください。

  • 機体登録が完了しているか
  • DID、空港等周辺、緊急用務空域に該当しないか
  • 小型無人機等飛行禁止法の対象施設や、その周囲おおむね1,000mの指定区域に該当しないか
  • 必要な飛行許可・承認を取得しているか
  • 土地・施設・河川などの管理者から利用の同意を得ているか
  • 特定飛行を行う場合は、飛行計画を事前に通報しているか
  • 飛行日誌を作成する準備ができているか

最新の飛行ルールは、国土交通省の公式サイトで確認してください。

静岡のドローンスクールに関するよくある質問(FAQ)

静岡でドローンの国家資格を取得する費用相場はどのくらいですか?

たとえば二等資格の場合、初学者であれば20万〜40万円前後、経験者であれば10万円前後が静岡県内の一般的な目安です。

同じ等級でも、ドローン操縦経験の有無によって講習時間と料金が大きく変わります。

なお、ドローンスクールによっては、修了審査費や限定変更講習費が別料金になっている場合もあります。

そのため、目先の安さだけで選ばず、総額でいくらかかるのかを必ず確認しましょう。

ドローンスクールの費用相場を詳しく知りたい方は「静岡のドローンスクールでかかる費用相場」をご覧ください。

働きながらでも通えますか?土日対応や短期の「合宿プラン」はありますか?

スクールによっては、土日講習、オンライン学科、短期集中型の講習、合宿形式などに対応しています。

また、無料駐車場や駅からの送迎を用意しているスクールもあるため、仕事の予定や交通手段に合った受講方法を確認しましょう。

ドローンスクール(登録講習機関)を卒業するメリットは何ですか?

登録講習機関を利用せずに国家資格を取得する場合は、指定試験機関が実施する学科試験、実地試験および身体検査に合格する必要があります。

登録講習機関で所定の講習を修了し、修了審査に合格した場合は、その区分に対応する指定試験機関の実地試験が免除されます。

国家資格(一等・二等)を取得すると、どのような特定飛行の申請が免除されますか?

よくある誤解として「資格があればどこでも自由に飛ばせる」というものがありますが、資格単体では免除されません。

以下の条件が揃うことで、一部のカテゴリーⅡ飛行では、個別の飛行許可・承認申請を不要にできる場合があります。

  • 飛行内容に対応した技能証明
  • 対応する機体認証を受けた機体
  • 第三者の立入管理措置
  • その他、航空法令で定められた安全確保措置

ただし、空港等周辺、地表または水面から150m以上の上空、催し場所上空、最大離陸重量25kg以上の無人航空機によるカテゴリーⅡ飛行などは、技能証明や機体認証の有無にかかわらず個別の許可・承認が必要です。

危険物輸送と物件投下も原則として承認が必要ですが、航空法施行規則で定める要件を満たした農薬等の空中散布では、承認手続きが不要となる場合があります。

個別の許可・承認申請が不要になる条件を満たせる場合は、継続的に特定飛行を行う事業者などにとって、申請負担の軽減につながります。

※一等技能証明は、有人地帯における補助者なし目視外飛行、いわゆるレベル4飛行に必要な要件の一つです。
レベル4飛行を実施するには、一等技能証明だけでなく、第一種機体認証、適切な運航管理体制、国土交通大臣の許可・承認なども必要です。

静岡のドローンスクールで補助金や助成金(人材開発支援助成金など)は使えますか?

静岡県内のドローンスクールでも、条件を満たせば補助金・助成金・教育訓練給付制度を活用できる場合があります。

  • 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コースなど)
    • 人材開発支援助成金では、企業規模、訓練内容、訓練時間、対象経費、賃金助成の有無などによって、助成率や支給額が異なります。
    • 一定の条件を満たす中小企業では、対象経費の75%が助成される場合もありますが、受講料の75%が必ず支給される制度ではありません。
      受講契約前に、管轄の労働局、社会保険労務士、スクールなどへ確認してください。
  • 個人向けの教育訓練給付制度
    • 一般教育訓練給付金は、厚生労働大臣の指定講座を修了した一定の受給資格者に対し、教育訓練経費の20%、上限10万円が支給される制度です。
    • 対象講座や雇用保険の加入期間などの条件があるため、受講前にハローワークやスクールへ確認してください。

法人向け助成金では、原則として受講前の計画届提出が必要です。

一方、個人向けの教育訓練給付制度は講座の種類によって手続きが異なるため、受講前にハローワークやスクールへ確認しておきましょう。

まとめ

今回紹介した5校は、いずれも国土交通省の登録講習機関として、無人航空機操縦者技能証明の取得に対応しています。ただし、対応する等級や限定変更、受講料金、講習日数、実務コースの内容はスクールによって異なります。

スクールを選ぶ際は、次の点を比較しましょう。

  • 一等・二等のどちらに対応しているか
  • 初学者または経験者として受講できる条件
  • 基本講習、修了審査、教材費などが料金に含まれているか
  • 夜間飛行や目視外飛行の限定変更に対応しているか
  • 通学日程、アクセス、宿泊や送迎の有無
  • 資格取得後の申請や実務活用に関するサポート内容

受講料の安さだけで判断せず、指定試験機関の試験費用、国への申請手数料、限定変更講習なども含めた総額を確認することが大切です。

また、将来取り組みたい業務が農薬散布、空撮、測量、点検、災害対応などのどれに当たるのかを整理し、目的に合った設備や実務講習を備えたスクールを選びましょう。

無料説明会や体験会が用意されている場合は、講習内容、指導方法、追加費用、受講後のサポートについて事前に確認することをおすすめします。

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